山形さくら町病院/かみのやま病院 広報誌
山形さくら町病院では、病院を退院された後、あるいは、外来通院されている方が、安心して治療を継続し快適な生活を送っていただけるように、看護師や精神保健福祉士などの専門職が、ご利用の皆さまやご家族の了承を得てご自宅に伺います。お一人おひとりにあった日常生活のご相談、援助、アドバイスを行います。皆さまがご家族や地域社会の中で、より安定した生活を送っていただけるようにお手伝いするのが精神科訪問看護です。
精神科訪問看護は、さまざまな年齢層にわたりご利用いただいています。ご利用の目的もそれぞれ違います。では、どんな時にご利用できるのでしょうか。
ご家族の方々の多くも、ご本人の病気の治療や再発、今後の生活、ご本人の状態にあった生活の仕方や生活の場所、仕事先の事や就労形態などについてさまざまな心配や不安をお持ちだと伺います。訪問看護では、そのような時にご家族の心的負担を緩和できるよう、ご家族への援助も行っております。
ご本人とご家族の間のコミュニケーションの仲介者として、ご本人とご家族との健全な関係の維持、向上にむけての支援をいたします。また、ご家族を支えるネットワークについての情報もご紹介しております。
ご本人とご家族が理解し合いながら生活して行かれるよう、ご一緒に考えていきます。一度、ご相談なさってみてはいかがでしょうか。また、障害者自立支援法の改正により、精神障害の方も以前より、他の障害の方と同様にホームヘルパーを利用しやすくなってきました。いろいろな症状をお持ちでも、社会制度やサービス、訪問看護などを利用して生活されている方がたくさんいらっしゃいます。
山形さくら町病院金子聡