山形さくら町病院/かみのやま病院 広報誌
病棟での作業療法活動として行っている「リラクゼーションタイム」を前・後編にて紹介いたします。活動内容は、深呼吸と簡単なストレッチをつぼ押し、加えてハーブティーによるお茶会となります。はじめはストレッチですが、症状や慣れない環境が原因で無意識のうちに力が入り、眠っていても緊張している時があります。それは慢性的な頭痛や肩こり、疲労につながることがあります。また入院中は、運動する機会も少なくなるため、週1回リラックス、負担なく運動することを目的に行っています。
はじめにストレッチについてですがまずは深呼吸。鼻から5秒かけて息を吸います。1秒息を止め、今度は口から5秒かけて息を吐きます。これを10回ほど繰り返します。不思議とこれだけで身体が温まってきます。
呼吸に慣れてきたら、今度は吸うと同時に腕を上げ、吐くと同時にゆっくり腕を下ろす動きを繰り返します。リラックスできる音楽があれば雰囲気があっていいですね。(活動ではバッハのG線上のアリアをかけています)
次に首⇒肩⇒腰⇒足と順番にストレッチを行います。ゆっくりと伸びたり回したり。身体を伸ばすときには、息を吐きながら行うことがポイントです。つい「イテテ」を声が出てしまいがちですが、それはお勧めできません。気持ちがいいなというところで止めることが大切です。10分から20分程度身体を動かすと汗ばむ方もいらっしゃいます。次号後編ではつぼ押しとハーブティーによるお茶会の方法について紹介いたします。
山形さくら町病院 作業療法科 海野風美