山形さくら町病院/かみのやま病院 広報誌
私は作業療法で毛糸を使ってポンポン玉を作っています。
OT室に飾ってある作品を見てかわいいと思い作り始めました。ポンポン玉というのはポンポンメーカーに毛糸を巻き付け、はさみで切り、巻きつけた中心を結び、手で形を整えながらはみ出した毛糸をカットしていきます。
例えば、イチゴなどは三角形になるようにカットしていく部分が多いので大変でした。
動物は目や鼻などフェルトを切ってボンドで貼り付けます。フェルトの切り方や貼り方によって表情が変わってくるところがポンポン玉のおもしろいところです。
最初は簡単なひよこから始めて今はうさぎやパンダなどがつくれるようになりました。今度は毛糸の種類を変えてテディベアにも挑戦してみたいと思います。(Sさん)
ポンポン手芸は、毛糸を専用の道具(ポンポンメーカー)にくるくると巻きつけるだけでお馴染みのポンポン玉が作れ、そのポンポン玉をつなぎ合わせることでいろんな形にできます。
柔らかい毛糸を使うため肌触りが良く失敗も目立ちにくいため、子供から大人まで幅広い年齢層に適した作業ではないでしょうか。
ポンポン玉は使用する毛糸の種類や素材を変えたり、糸を巻く回数を調整して模様を作ることで幅広い作品が作れます。
ぬいぐるみやマスコット、ポンポンをつなぎあわせてマフラーにしてみたり、アクセサリー、のれん等、その方のアレンジ次第で生活上で使えるものを作ることができます。
ふわふわ可愛いポンポン手芸、見ているだけでもつい笑顔になってしまいます。
作業療法士 神保 祐美子