山形さくら町病院/かみのやま病院 広報誌
以前は呆けとか痴呆症と呼ばれていた病気が、認知症に変わったのはつい最近のことです。認知症は、主に老年期に、脳の病気の結果発生し、生活に支障がでる状態を言います。
日本では、認知症になる人が急激に増加しております。20年くらいたちますと、山形県民の何と3.8倍にあたる450万人程の人々が発病すると予想されており、介護保険制度が創設される根拠のひとつになっております。
認知症になりますと、以下のような症状が出てきます。
症状のでかた、程度は人により異なります。このような変化が起こって来ましたら、認知症を疑い、私ども精神科にご相談下さい。
早期発見が大切です
認 知症は予防できるのか?これまでの研究では、高血圧や糖尿病等の生活習慣病の調整、頭を使い、運動も心がけ、社会的ひきこもりにならず交流を続けること が、予防につながることがはっきりしております。認知症のタイプにより進行を遅らせる薬は既に使用されております。脳内にできる異常物質を除去し、根本的 に治す薬は開発されつつあります。
認知症は、ますます、増えていきます。ご家族の様子が何か変だなと感じた場合は認知症発症の可能性があります。早めにご相談下さい。早期発見、早期治療は、何にでも大切です。
認 知症問題は、100年以上前から精神科の大きなテーマのひとつで、当院は創設以来、これに取り組んで参りました。この度の全面改築では、認知症の治療を行 う病棟を設けました。外来には、医療保険型のデイケアも作りました。専門医による治療も合わせこれまでより大幅に充実したものにできると考えております。
山形さくら町病院長 横川 弘明
上山病院は、ご満足いただける病院作りのために「投書箱」を設け皆さまからご意見をお聞かぜいただいております。今年1月から6月の投書についてご報告いたします。
ご利用の皆さまを中心とした医療を進めております。ご意見やご要望、苦情などは、職員、各窓口、医療福祉相談室へ、遠慮なくお知らせ下さいますようお願いいたします。
上山病院看護副部長 佐藤 敬一
5月3日(土)、仙台市宮城野体育館において、第8回全国障がい者スポーツ大会北海道・東北ブロック予選、バレーボール競技が開催され、山形県代表として上山病院デイケアむづれはチームが参戦しました。
1回戦宮城チーム、2回戦仙台チームに勝ち抜き、決勝戦で強豪青森チームとの対戦となりました。お互い一歩も譲らぬ試合展開でしたが、我がチームに故障者が続出。自力で勝る対戦相手に勝ちを譲る結果となり、準優勝でした。
しかし、メンバーの皆さんの表情は、「やり遂げた!」との満足感で光っているように見えました。
上山病院デイケアむづれは看護師 鈴木 学