こころの宅配便 あいあい

2008冬号No50

禁煙プログラム

2009/03/23

「禁煙のプログラムがあるといいのになあ…」

上山病院精神科デイケアセンター「むづれは」にて禁煙プログラムがスタートしたきっかけは、デイケアの喫煙室における喫煙者同士の喫煙中の何気ない会話から はじまりました。それは大袈裟かもしれませんが、アルコホーリクス・アノニマス(AA:アルコール依存症者の自助グループ)が、二人のアルコール依存症者 の偶然の出会いから始まったのと似ているように思います。

平成14年の健康増進法の制定以来、社会では喫煙に関する問題がことあるごとにク ローズアップされてきました。値上げ、受動喫煙、健康…。そのような喫煙者を取り巻く世の潮流はデイケアにおいても例外ではなく、喫煙するメンバーやス タッフから禁煙に関するプログラムを待ち望む声が高まり、今年10月より禁煙プログラムがはじまりました。就労支援プログラム、ダイエットプログラムにつ づく、新プログラムの第3弾です。

プログラムの内容は、主に禁煙に関する書籍の読み合わぜや、禁煙に関する啓発ビデオの鑑賞を行っていま す。一回につき30分程度で、週に2~3回実施します。プログラムへの参加は強制ではなく、あくまで自主的に参加してみようというメンバー限定となってお り、これまでに3名の喫煙者が名乗りを挙げ、約1ヶ月にわたり計8回のプログラムを終了しました。気になるのはその結果ですが、参加したメンバー3名中2 名、担当したスタッフもついでに1名、計3名が禁煙を始めています。

このプログラムは禁煙の「導入プログラム」といえるでしょう。これとセットとして「継続プログラム」も併ぜて検討していく必要があるようです。今後も内容の吟味や、効果のモニタリングを行い、プログラムを継続していきたいと考えています。

精神科デイケアセンターむづれは精神保健福祉士 小林 武史

山形さくら町病院工事終了

2009/03/23

平成20年11月、山形さくら町病院第三期工事が終了いたしました。これをもちまして、改築に関わるすべての工事が完了したことになります。正面玄 関前は駐車場となり、利便性を向上させました。南西角の庭「ふれあい広場」にはブロンズを配し“ほっとする空間”を考えました。ここは、皆様から大変好評 でございます。

長い間、工事ではご迷惑とご不自由をおかけいたしましたが、皆様のご理解、ご協力をいただき、この日を迎えることができました。誠にありがとうございました。

山形さくら町病院は、より一層精神科医療の充実に努めて参ります。

上山病院第50回病院祭を迎えて

2009/03/23

病院祭の歴史を振り返ると、昭和34年第1回文化祭が開催されている。当時は作品展示が主だった様だ。昭和49年第16回文化祭で模擬店が出され、その2年後第18回文化祭模擬店では地域、行政や関係機関に招待状を出し、56名の来院と記録されている。

昭 和40~50年代には全国的に精神病院の開放化が進められ、当院も院内外、地域への開放を展開。偏見やトラブルもある中、地域の方々に精神病院を「見て・ ふれて・体験して」理解して頂こうと、昭和59年から日曜日に模擬店を開催。中川地区福祉村全戸への案内状配布、市報や有線放送での案内、バスでの送迎な どにより、625名の皆さまが来院され新聞にも大きく取り上げられた。

平成2年第32回より「病院祭」と改め、「地域と ともに」をテーマとした。第40回では開会セレモニーを開催、市内の田植え踊り保存会の皆さまに出演頂いた。この10年の開会セレモニーでは市内外の多く の皆さまの協力を得、今年は、和太鼓、徳内ばやし、花笠踊り、神輿の皆さまに病院祭を盛り上げて頂いた。また、毎年大盛況の地元金谷地区野菜研究会の新鮮 野菜と上山市内の高松観音裸餅つき、そして、患者さまの作品展、作
品作り体験コーナー、職員による模擬店、健康相談等々、にぎわっていた。

「文 化祭・病院祭」を開催し半世紀、ここ数年の日曜模擬店には1,000名を超える皆さまが来院され、地元中川地区のみならず多くの皆さまに承知頂いていると 自負している。今後も、年に一度ではあるが、患者さまと職員が、地域の皆さまとふれあいのできる病院祭を大切にして行きたい。

上山病院第50回病院祭に来院頂きました皆さまには本当にありがとうございました。またご協力頂きました関係各位には心より感謝申し上げます。上山病院は地域に開かれた病院」として地域との連携をより深め、皆さまの健康作りのお役に立てるように一層努力して参ります。

上山病院レク療法係長 大場朗

旬を食べる

2009/03/23

我家の“凍み大根”は文字通り冷凍庫で作ってしまうのです。今時大根などは一年中出まわっていますが冬こそがおいしい“凍み大根”に変身するのです。

我家秘伝の大根料理

材料(4人分)

凍み大根………1回分
さつまあげ………1枚
調味料他

*作り方*

まず凍み大根作りから……。

  1. 大根は1本を3等分ぐらいの長さに切り長いまま6等分ぐらいのいちょう切りにする
  2. 鍋に入れ水から沸騰させてざるにあけ冷ます
  3. 1回分食べるくらいに小分けにして袋に入れ冷凍庫で凍らせる

調理法

  1. 凍った大根を熱いお湯の中に入れてとかし、きゅっとしぼって水気をきる(注)多少凍っていてもOKです。
  2. 1㎝幅ぐらいに切って鍋に入れ、だし汁、正油、砂糖はお好みで……。味付けし、さつまあげを入れ味がしみこむまで煮る。“出来上り”超簡単

何かもう一品おかずが足りないときや急な来客があった時などは、すぐ作れて超便利ですよ!皆さんも是非お試しください。

山形さくら町病院療食科 松田陽子

健康は見た目でわからない

2009/03/23

特定健診で腹囲測定がはじまりました。女性90㎝を上限とするそうです。

男性85㎝ところ でみなさんは、どんな時に体型の変化に気付くのでしょうか。「そういえば立った時に足のつま先が見えにくくなった」「足の爪を切る時、おなかが苦しい」 「今まではけたズボンやスカートがきつい」「膝や腰が痛む」など1検査教室「健康くらぶ」より思いあたることはありませんか?

また最近、新聞やテレビ等で「メタボリックシンドローム」がよく取り上げられ、関心が高まっているようです。実際、見かけはスマートでも、検査をしたら、「!!」という事もあります。当院の脂質検査のめやすは、次のとうりです。(単位は㎎/dl)

体格は人それぞれですし、「ふくよか」という言葉のとうり「太め」は決して悪いことではありません。しかし、「内臓脂肪」や「善玉・悪玉コレステロール」は、見た目ではわかりません。検査をすることは「自分の身体を知る事」ですね。

山形さくら町病院臨床検査科

ページTOPへ